みなさんこんにちは!
大成ERC経理部の須山雄介です。
今回も引き続き、パーソナルトレーナーに関するお話、ボディメイク編をお送りいたします。筋肉を増やすうえで欠かせないキーワードが、「アナボリック」と「カタボリック」です。
アナボリックとは、体内の栄養が十分に満たされ、筋肉が合成されやすい状態のこと。一方、カタボリックは栄養が不足し、筋肉が分解されやすい状態を指します。
筋肉を増やすためには、できるだけアナボリックな状態を維持することが重要です。そのためには、消費カロリーよりも摂取カロリーが上回る食生活を続け、体重が少しずつ増えていく状態を作る必要があります。つまり、筋肉を増やすための食事は、一般的なダイエットとは正反対の考え方になります。
しかし、テレビやCMでは「痩せながら筋肉も付く」といった表現を目にすることも多く、ダイエットとボディメイクの違いが曖昧になりがちです。
今回は、その誤解を解きながら、筋肉を効率よく増やすために知っておきたい正しい知識を分かりやすく解説していきます。
パーソナルトレーナー第二章 ボディメイク編~その2~
ダイエットと筋肉を付けるは真逆!CMやテレビ番組に惑わされず、理想の自分に近づこう!
ライザップCMの不思議
テレビでよく目にするライザップのCM。
体重が大きく減り、お腹が引き締まり、最後には筋肉がくっきり見える姿を見て、「ダイエットをすれば筋肉も付くんだ」と思ったことはありませんか?
実は、このイメージには少し誤解があります。
ライザップで起こった一番大きな変化は、「筋肉が新しく作られた」ことではなく、「脂肪が落ちて、もともとあった筋肉が見えるようになった」ことです。
体重が増えていく過程では、脂肪だけでなく筋肉もある程度増えています。しかし、その筋肉は厚い脂肪に覆われているため、外からは見えません。ダイエットをすると脂肪が減り、その下にあった筋肉が姿を現します。その結果、ムキムキになったように見えるのです。
つまり、もともと十分な筋肉量がある人は、脂肪を落とすことで劇的に体が変わります。しかし、筋肉量が少ない人がダイエットだけをしても、細くはなりますが、ボディビルダーのような体にはなりません。
「筋肉を大きくしたい」のか、「体脂肪を落として引き締めたい」のか。この2つは似ているようで、実は目的も食事も違います。本格的に筋肉を大きくしたいのであれば、まずは筋肉を増やすための期間を設け、十分な栄養を摂りながらトレーニングを行うことが重要です。その土台ができてから脂肪を落とすことで、初めて理想的な筋肉が際立った体に近づいていきます。
ザ世界仰天ニュースなどのダイエット、ビフォーアフターの不思議
『ザ!世界仰天ニュース』などのダイエット特集では、「驚くほど痩せて、まるで別人のような筋肉質の体になった」というビフォーアフターが紹介されることがあります。
その姿を見ると、「太っていた人がダイエットをしただけで、こんなに筋肉が付くんだ」と思ってしまう人も少なくありません。
しかし、実際にはそう単純な話ではありません。
番組をよく見ると、その方が学生時代に野球部、柔道部、アメフト部など、ハードなスポーツを経験していたケースが多くあります。
つまり、痩せたことで新しく筋肉が作られたのではなく、学生時代のトレーニングや、体重が重い状態で生活してきたことで維持・発達していた筋肉が、脂肪が落ちたことで表に見えるようになった可能性が高いのです。
体重が重い人は、歩く、階段を上る、立ち上がるといった日常生活だけでも、軽い人より大きな負荷を体にかけています。毎日、自分の体重を支えながら生活するため、脚や体幹などには一定の筋肉が付きやすくなります。
一方で、『ザ!世界仰天ニュース』には、同じように大幅なダイエットに成功しても、筋肉質にはならず、単純に細くなっただけという人も数多く登場します。
この違いは、何でしょうか。 『体質??』 いいえ違います。
その多くは、食事制限を中心に体重を落とし、筋肉を維持するための筋力トレーニングを十分に行っていないことが理由の一つとして考えられます。有酸素運動だけで体重を落とした場合、脂肪だけでなく筋肉も減りやすくなります。また、多くの人は「体重を減らすこと」が目的であり、「筋肉を維持しながら痩せること」や「筋肉を増やすこと」を目標にしているわけではありません。
そのため、体重は大きく減っても、引き締まった筋肉質の体ではなく、細くなった体になるケースが多いのです。
つまり、テレビで紹介されるビフォーアフターには、大きく分けて2つのパターンがあります。
1つは、もともと十分な筋肉量があり、脂肪が落ちたことで筋肉が目立つようになった人。
もう1つは、食事制限を中心に体重を落とした結果、脂肪とともに筋肉も減り、細くなった人です。
この違いを理解すると、「痩せれば筋肉が付く」という考えが誤解であることが分かります。
結局は筋トレ!!
筋肉を目立たせるには、まず筋肉そのものを作り、維持することが必要です。ダイエットは、その筋肉を見えるようにするための最後の仕上げに過ぎません。それを理解すれば、おのずと理想の自分に近づくためには何をすればいいのか、はっきりするはずです。これで皆さんはもうメディアに騙されることなく、理想の自分に近づいていけるでしょう!!
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